ローン地獄は昇給してから始まる
控除後の所得税・住民税の
計算について
あなたはご存知でしょうか?
今までは給与明細や源泉徴収票を見て
「よくわからないからいいや」
「数字ばかりでめんどくさい」
などと思っていたのではないでしょうか
控除の理解と税金の計算の仕組みが
分かると節税については
かなり有利になります。
基本中の基本の事なのですが
知らない人が意外にも多いのです。
なので、これを知っておくだけで
他の人から一歩リードできます
収入が同じなのに、払っている税金に
違いが生まれてきたりするのは
控除の理解がある人と、ない人との差によって
生まれるといっても過言ではありません。
ここでは控除の仕組みについて
お話していきます。
まずは軽くおさらいから始めましょう
控除とは、税金の計算をする前に
一定の金額を引くことです。
その引いた金額を控除額といいます。
そして収入(年収)から控除額を引いたものを
所得(課税所得)といいます。
所得 = (収入 - 各種控除)
これをわかりやすく会社に例えると
理解しやすいかと思います
収入 ⇒売上
各種控除⇒経費
所得 ⇒利益
つまりサラリーマンにとって
控除とは経費にあたるものなのです。
経費計上できる範囲が広がれば
税金の対象となる所得を
少なく抑えられるため
それにかかる税金が安くなります。
ちなみに所得税の計算式は
所得税 = 所得 × 税率(所得によって異なる)
住民税は
住民税 = 所得 × 10%
10万円の控除を受けられれば
10%の1万円は住民税が安くなる
簡単に言ってしまうと
こういうことです。
これをきちんと理解しないと
年収が上がっても累進課税によって
税金も増えて手取りの金額が増えない
ということが起こるのです。
昇進して昇給したとしても
給与明細の額面は、ぱっと見で
増えているように見えても
税金もしっかり増えていくのです
でも、昇給したからとお祝いしたり
マイホームをローンで購入をしたり
カードで大型のテレビを買ったりして
ローン地獄にみんな陥るのです。
なにも手を打たなければ
給与の増えた分、税金も増えて
生活は全く豊かにはなりません。
まずは給与明細と源泉徴収を見る
癖をつけましょう
この話を読んでから見ると
見方も変わると思います。
すぐに確認してみましょう